社員インタビュー

先輩社員の声、1日の仕事の流れ

Interview 01

大阪営業所 技術営業課 課長

夏目 純一(44歳)

NATSUME JUNICHI

勤続:10年目(2015年入社)

前職:食品小売業

【保有資格】

1級土木施工管理技士

ジオリゾームに入社した経緯

「一冊の本がつないだご縁?」

ジオリゾームに興味を持った理由は、藤井聡先生の著書「救国のレジリエンス」という本を読んでいて、「社会インフラ整備を通じて国土強靭化を進めることが、日本の経済成長につながる」という考えに共感したのがきっかけです。
国土強靭化というのは災害に強く、みんなが安心して暮らせる国づくりのことです。
無電柱化による防災・減災効果や安心安全な街づくりが国土強靭化に繋がると考えました。

ジオリゾームは、転職エージェントに紹介していただいたのですが、「インフラの分野で興味があり、未経験OKだったので自分も社会の役に立てるのではないか」と思って応募したと記憶しています。

大学卒業後、実家の食品小売業の手伝いをしていましたが、自営業で休みは不規則で、 売上も安定しない。二人目の子どもが生まれた時にこのままで良いのか悩んだ結果、 妻の実家の近くでもう少し安定した仕事に就きたいと考えました。

ただ、当時35歳で会社員としての経験もなかったため、本当に就職できるのか、また、できたとしてもやっていけるのか、という不安はありました。

そんな状態で、たまたまジオリゾームという会社に出会い、井上社長と話をさせてもらって「未経験でもいいよ」と言われた時「マジですか!ありがたい!」と思いましたね。

ただ、選考ではなぜか、新卒のグループ面接に混ざり若い応募者たちとディスカッション。周りは22歳くらいの新卒ばかりで、「場違いかな?」とも思っていました。

しかし、その後の部長との個別面接では、未経験にもかかわらず、インフラの重要性について熱く語り、インフラに興味を持たせてくれた本「救国のレジリエンス」の話で盛り上がったんです。そのことが合格につながったのかな?と思っていますが、本音は今も聞けていません(笑)。

また後に、本の著者である藤井聡先生が、当社が参画しているNPO法人「電線のない街づくり支援ネットワーク」の顧問に就任されて、直接お会いして写真を撮って貰う機会をいただいた時に、すごい縁だ!と感じました。

実際に仕事を始めてみて、入社前とのギャップはありましたか?

「まだまだ無電柱化の仕事は少なかった」

土木の経験がないのでまずは営業担当ということで入社しましたが、当時はまだ無電柱化事業が発展途上で案件も少なかったため、しばらくの間は太陽光や土壌汚染調査の部署の現場の手伝いをしていました。その点はちょっと入社前に聞いていた話と違いましたが、嫌だとは思いませんでしたね。
30代半ばで会社員経験もない自分を雇ってもらえただけでありがたかったですし、そのうち無電柱化の需要は増えていくだろうと考えていました。

「発展途上だった無電柱化事業が法改正を機に一気に加速!」

案の定、2016年に無電柱化推進法(*無電柱化推進法とは)が成立すると状況が一変しました。マスコミが無電柱化を取り上げるようになり、世間から注目されるようになりました。
大きな台風によって停電が多発した時、無電柱化した街は一切停電が起こらなかったということがニュースで取り上げられたりしたんですね。
ジオリゾームが携わった宅地開発もテレビで紹介されましたし、代表の井上も「無電柱化コンサルタント」として何度かテレビに出演しました。実は、私も一度だけ社長に代わってテレビ出演したことがあるんです。

そうして認知度が上がっていくにつれて無電柱化事業の案件が増えていきました。

世の中に無電柱化が認められていくのを目の当たりにして、インフラの重要性を改めて感じたとともに、事業としての可能性が不確かな時期から「無電柱化をやっていくんだ!」と、根気強く諦めずに動いてきた社長の先見の明はすごいと思いました。

初めて任された仕事について教えてください。

「いきなり展示会の企画運営を任されました」

無電柱化事業の仕事として初めて一人で任されたのは「無電柱化推進展」という展示会の企画・運営でした。

なにしろ会社員をしたことがなかったので、企画書を作ったこともなければパワーポイントの使い方もいまいちわからない状態でしたから、何をどう作ればいいのか完全に手探りでした。それこそネットで調べながら必死に仕上げて、社長に提出したら「これでいいよ」と即決!・・・ほぼ修正なしでしたね…。
それには、とても驚きでしたが、それだけ裁量を持たせてもらえる環境なんだなと感じました。

入社後、どのようにして仕事を覚えましたか?

「やってみたら意外となんとかなったな、と」

初めは他の部署を手伝いながら、会社全体の事業や業務の流れを把握していきました。無電柱化の仕事に関しては、ベテラン社員に質問しながら自分にできる仕事を回してもらって、一つずつできることを増やしていきました。

当時は新人に順番立てて教えるための教育プログラムなどなかったので、先輩の仕事を横で見ながら質問して教えてもらって、徐々にレベルの高い仕事を任せてもらえるように努めました。

設計に関わるCADの操作などは自ら教材本を買って真面目に勉強もしましたが、基本的に現場出身の先輩に教わりながら習得しました。ちんぷんかんぷんながらも、徐々に覚えた感じです。

私は大学も文系だったのでCADも設計も全く馴染みのない分野でしたが、やってみたら意外にも面白かったです。とは言っても一通り習得するのに2年くらいはかかりましたが。

現在の仕事内容を教えてください。

「営業も、プロジェクト管理も、現場施工管理も、まるっと担当」

現在は技術営業課のチーフという立場ですが、無電柱化事業において、弊社が関わるすべてのことに対応し、また、プロジェクトに関係するあらゆる人との調整やスケジュールの管理なども行う、マルチ業務をこなしています。

ただ、無電柱化という事業は、テレビや人づてでざっくりした情報を得て問い合わせてくださる方が多く、詳細を知らない方がお客様であるという場合も非常に多いので、無電柱化の何たるかをお伝えしながらプロジェクトをご提案することになります。
そして、私たちの提案が受け入れられて初めて事業として成り立つわけですが、受け入れられる提案をする、ということがこの事業を推進する要であるということから、コンサルタント業務であるという側面が大きいと捉えています。

もちろん、提案だけしていればよい、ということではなく、提案するにあたっても、提案が通った後も、多岐にわたる仕事があります。

提案以外の仕事は、主にハウスメーカーやデベロッパーなどの顧客のご要望に応じて、概算費用の算出、設計、工事に関わる図面作成や協定書などの書類作成などといった事務的業務やクリエイティブ業務もあり、電力会社や通信事業者との協議、自治体(役所)との交渉や助言を行なうコンサルタントやアドバイザー的業務など、プロジェクトの最初から最後まですべての業務をこなしています。

更に細かいことを言うと、設計ではCADを用いて図面を作成し、それを基に関係機関との調整も行います。また、開発許可を得るための自治体との協議では、無電柱化に関する説明や申請手続きも担当します。まさにマルチタスクですね。

プロジェクトは3ヶ月程度の短いものから、2〜3年にわたる大規模な案件までさまざまです。現在、相談ベースも含めると、大阪と東京の案件を合わせて常時20件程度のプロジェクトを同時に進めている状況です。

余談ですが、もともと本社が大阪府吹田市なので大阪で事業展開をしてきたのですが、最近は、東京の案件が増えてきたため出張の機会も多くなっています。

プロジェクト完了後は、住民からの問い合わせや電力会社・NTTなどが行う工事に関する調整などアフターフォローも必要です。案件ごとに新しい課題があって、そのたびに学ぶことも多いですが、それこそがこの仕事の面白さなんです。

「子どもにより良い未来を残すことができると実感」

以前、無電柱化が進んだ地域に子どもと一緒に行ったことがあるんですが、
「電柱がなくなると、こんなに街の景色が変わるんだね!」
とすごく興味を持ってくれたんです。

電柱がなくなると、景観が良くなるだけじゃなくて、台風とか地震の時に電柱が倒れて道を塞いだり、電線が切れて停電したりするリスクも減ります。ジオリゾームが行う無電柱化事業は、まさに子どもたちの未来の安全とか、綺麗な街並みにつながっていく仕事だと思っています。

これまでで一番心に残っている仕事は?

「大規模プロジェクトを担当したとき、違う世界が見えた」

無電柱化事業に本格的に関われるようになってきたとき、それまでにはなかった大規模なプロジェクトを担当させてもらうことになったんです。当時は初めてのゼロからの担当だったので、正直不安もありました。

それでも、現場で実務もこなしながら業務の流れも管理して、設計から施工までの調整や自治体・ゼネコンとの打ち合わせを重ねるうちに、無電柱化工事の全体像が見えるようになってきたと実感したのを覚えています。

この案件に携わったことで、この仕事に必要なのは、技術的な知識だけではなく、プロジェクト管理や関係各所との調整が如何に大切で高いレベルを要することであるかを知ったと思います。

それまでは部分的に関わることが多かったのですが、「プロジェクト全体を俯瞰して見る力」がついたのはこの経験のおかげだと思っています。担当させてもらえて本当によかったな、と。

この現場を担当して以来、「どこで課題が出やすいか」「いつどのタイミングで動くべきか」をとても意識するようになりました。現場ごとに違う課題を乗り越えていく中で、自分の成長を実感できた大きな案件でした。

最初はできることが少なく部分的な仕事だけやっていましたが、そこを乗り越え全体の流れを経験すると全然違う世界が見えてくるんだな、と感じました。大事な経験をさせてもらったと思います。

無電柱化コンサルタントの仕事の魅力、やりがいは?

「一連の仕事を全部担当させてもらえる。それが魅力」

プロジェクト全体に関われる今の仕事が自分にはすごく合っていると感じています。

無電柱化のプロジェクトは案件ごとに状況が異なり、毎回新しい課題に向き合う必要があります。一つの決まった仕事だけではなく、設計から施工、調整まで幅広く関われることが、この仕事を長く続けてこられた理由なんじゃないかと思います。一つの決まった仕事をずっとやる、ということだったら10年も続いていなかったと思います。

ジオリゾームの今の規模だからこそ色々やれるというのは、すごく「ついてる」ことだと思いますね。

「思わずニヤけるくらいの達成感を感じられる」

ただし、無電柱化の案件受注はそう簡単ではなく、基本的にホームページからの問い合わせや電話での問い合わせ案件がほとんどなのに、そういった問い合わせに対して提案をしてもすぐ決まるわけではありません。

まだまだ世の中や近辺での事例が少ないからだと思います。だからこそ、コンサルタントとしてとてもやりがいのある仕事ではあるのですが、コンサルタントと言っても、表面的に華々しい部分もあれば、実は、それを支える裏方的な仕事や地道な作業もすべて自分でやっていて、そういう仕事や作業が続くこともあります。

また、提案が通って、プロジェクトが開始されたとしても、プロジェクトの開始直後、しばらくは、補助的業務が多く、まわりから評価されにくい部分も多々あるんです。

そういうこともしながらプロジェクトが進み、形になったときには、思わずニヤっとしてしまうくらいの達成感があるんですよね。

職場環境や社内体制についてはどうですか?

「社長に遠慮なく物を申す仕組みがある」

会社は社長との距離がとても近く、社員が直接意見を伝えやすい環境です。

一般的に、組織の規模が大きくなるにつれて、経営層との距離が広がり、現場の声が届きにくくなることが起こりがちと言われますが、今のところジオリゾームにはそうした壁がありません。私も入社当初から言いたいことを本当に言わせてもらっています(笑)。

社長と直接話せることで、業務の効率化や働きやすい制度についての提案が実際に採用されることが他社に比べてとても多いのではないかと思います。比べたことはないですが…。

それから、匿名で会社へ改善提案ができる制度もあり、評価制度の見直しや業務の改善など、社員の意見が反映される仕組みがあります。社長が近い、とはいっても言いたいことを言える人ばかりではないですし、直接は言いにくいことも伝えやすく、基本的には、非常に風通しの良い職場だと思いますね。

「大阪×東京、 離れていても1チーム」

大阪と東京で離れているけれど、良い距離感の協力体制でやっています。お互いに何か困ったことがあれば手伝うこともできるだろうということで、基本的には毎朝、東京と大阪のメンバーで顔を突き合わせて、今日は何をするのか、昨日は何があったのかなど報告し合うようにしています。

東京も案件が増えてきて大変だと思うのですが、現地メンバーがきっちり仕事をしてくれるので、本当にとても感謝しています。だから、ということなのか、東京と大阪で多少距離が離れていても、全員で一緒に仕事を進めているという感覚がとても強いですね。

少ない人数ですが、それぞれが頑張ってお互い助け合えるからこそ一つのチームとしてちゃんと機能できているんだな、と日々感じて仕事をしています。

この仕事に向いている人はどんな人ですか?

「マルチタスクが得意で、かつ、社会に対する想いがある人にはぴったり」

無電柱化の仕事は、単に「工事をする」というだけではなく、社会のインフラを支えるという大きな役割を担っています。
だからこそ、「街づくりに関わりたい」「社会の役に立つ仕事がしたい」という想いを持っている人に向いていると思っています。
とはいえ、簡単な仕事ではないですし、正直、大変なことも多い仕事だと思います。

プロジェクトを予定通りに推し進めていくために、細かいスケジュールの調整や現場でのやり取り、予期せぬトラブルなども多いので、粘り強く取り組める人が活躍しやすいんじゃないでしょうか。
また、いくつもの案件を同時に進めることも多いので、マルチタスクが得意な人は向いていると思います。

「とにかくやってみよう!の気持ちが大切」

自治体やゼネコン、協力会社とのやりとりが多いため、相手との距離感をうまく掴みながら、円滑にコミュニケーションを取るのが得意だ、という人も向いていると思います。

無電柱化の必要性を人に説明する場面も非常に多いので「自分の言葉でしっかり伝えられる力」も大切になってきます。

柔軟な考え方ができて、「もっとこうしたらいいんじゃないかな?」と改善策を考え発言できる人は、どんどん成長できるはずです。大切なのは、知識や経験がゼロでも「まずやってみよう!」と思えること、ですかね。そんな意欲を持った人なら、きっとこの仕事を楽しめると思います。

今後のビジョンは?

「無電柱化の分野でリーディングカンパニー的ポジションを築く」

業界全体で無電柱化のニーズが高まる中、国や自治体からの問い合わせもどんどん増えています。そんな状況だからこそ、もっと多くのプロジェクトに対応できる体制を整えていくことが大事だと感じています。

会社としても、無電柱化の分野でしっかりとしたポジションを築くために、技術力を高めたり、業務の効率化を進めたりする必要があると思います。また、事業をもっと成長させるためには、人材を増やしていくことも重要だと思っています。企業が人材を確保し続けるには、働く環境の魅力を高めることも欠かせないよね、と社内でも話をしています。

無電柱化は、景観の向上や防災の観点からも注目されていて、今後は需要が増え続けていくと思われる分野です。私自身も実際に街が完成したときはいつも、「この仕事をやっていてよかった」と心底思える良い仕事だと感じています。

この仕事のやりがいや価値をもっと多くの人に紹介していくことで、この分野で働きたいと思う人はもっと増えると思っていますし、会社としても、待遇の向上はもちろん、働く環境や、働きやすさの面でも多くの方に選ばれる会社でありたいと考えています。

「未経験からでも挑戦できる環境を整えたい」

今後の目標は無電柱化の魅力をもっと多くの人に知ってもらい、無電柱化を推進する仕事を「やってみたい」と思ってもらえる環境を作ることです。未経験からでも無電柱化のプロとして成長できる環境を整えることが会社の大きな強みのひとつになるのではないかと考えています。

実務を通じてスキルを磨き、着実に成長できる仕組みをこれからも充実させていきたいです。専門的な知識が必要な仕事なので、学ぶことは多いですが、しっかりサポートしながら、無電柱化の意義や面白さを伝えていけたらいいですね。

求職者の方へのメッセージ

「伸びしろしかない業界で貴重なスキルを身につけられる」

無電柱化の需要は増えてきていますが、設計から施工管理まで一貫して対応できる会社も人材も本当に少ないし、まだまだこれからの業界です。だからこそ、私自身もすべての工程を経験させてもらうことができていると思っています。

しかし、私たちの会社もそのうち分業化が進む可能性も大いにあると思っていて、そうなると、全部の仕事を理解するのに時間がかかるようになる、あるいは、長年勤めても全部はわかるようにならない、なんてことも将来的にはあり得るかもしれません。

私としては全部を見たい人は、今のうちからどうですか?と思うんですよね。全部に携わることができますよ、と。
そこで勝ち得るスキルは、とても貴重だと思っています。

無電柱化について、ちょっと想像してもらうと、電柱の無い新しいきれいな街づくりをイメージする人もいるかもしれません。しかし、実際の業務は土木工事や関係各所との協議、調整など、地道な作業の積み重ねです。
だからこそ、この無電柱化事業が目指す安全な街づくりそのものに興味を持ち、社会の役に立ちたいという想いがあることが大切だと考えています。

「安全で快適な街を自分で設計できるというやりがい」

あたりまえですが、最初からすべてを理解するのは難しいです。でも、学びながら成長することで貴重なスキルを手に入れられます。着実に人が持っていない力を身につけられるので、ぜひ一度お話を聞きにきてください。

電柱や電線がない、スッキリとした美しい街並みを実現するのが私たちの仕事です。景観が良くなるだけでなく、災害時の停電や倒壊リスクを減らし、緊急車両の通行をスムーズにするなど、皆さんの大切な人の安全で快適な暮らしを守ることにもつながる仕事です。

自分が設計した街が完成した時の感動は格別です。都市の発展や街づくりに興味がある人にとって、大きなやりがいを感じられる環境だと思います。

1日の仕事の流れ

7:40出社
  • 社内の清掃
  • 始業前の準備
8:00全体朝礼
  • 会社全体での朝礼を実施
8:30技術営業課の朝礼
  • 前日の業務報告と当日の業務予定を共有
  • 重点課題やリスクについて確認
8:50業務開始

その日のスケジュールに応じて、以下の業務を進める

  • 無電柱化の設計図面の作成・修正
  • 電線管理者や道路管理者(役所)との協議資料の作成
  • 工事の進捗管理、工程調整の連絡
  • お客様や関係機関との打ち合わせ
  • 現場の確認(進捗状況のチェック)
12:00お昼休憩
  • 社内や外で昼食をとりつつ、午後の業務に備える
13:00午後の業務開始
  • 午前中に引き続き設計や資料作成
  • 役所やお客様先への訪問、打ち合わせ
  • 工事の進行状況を確認するための現場視察
  • 社内会議や勉強会への参加
17:00退社
(業務状況に応じて調整)
  • 業務の進捗を確認し、翌日の準備

日によって、設計業務に集中する日もあれば、打ち合わせや現場視察で外出が多い日もあります。

<その他の業務について>

  • 出張:関東案件の対応で、月に数回(現在は週1回程度)出張あり
  • 月次会議:月末に目標や業務改善について振り返りを実施

<大阪営業所・2Fオフィスの様子>

Interview 02

東京営業所 技術営業課(東京営業所所⻑)

望⽉ 巧(35歳)

MOCHIZUKI TAKUMI

勤続:13年⽬(2012年⼊社)

前職:なし

ジオリゾームに入社した経緯

「知識も経験もゼロから。まずは飛び込んでみたんです」

大学を卒業した当時、やりたいと思える仕事が見つからず、父親が営む工務店の仕事を手伝っていました。そんな中、特にこれといったやりたいことがあったわけではなく、「仕事があればいいかな」という気持ちでジオリゾームに入りました。高校時代の友人がジオリゾームで働いていて、「人手が足りないから、一緒にやらないか?」と声をかけてもらったのがきっかけです。

入社時は無電柱化部門ではなく、土壌汚染調査部門に配属されました。どちらにせよ知識も経験もゼロ、仕事内容を聞いてもピンときませんでしたが、まったく知らない分野に挑戦できるのは面白そうだなと感じました。専門知識はなかったものの、「新しいことにチャレンジしてみよう!」という気持ちで入社を決めました。

入社後、どのようにして仕事を覚えましたか?

「現場で学び、少しずつ成長してきたと思います」

入社したばかりの頃は、とにかく仕事を覚えるのに必死でした。「お金をもらっている以上、ちゃんと勉強しなければ」と思い、先輩について現場を回りながら、やり方を学ぶ日々でした。

特に印象に残っているのは、茨城県龍ケ崎での土壌汚染調査の仕事で。スケジュールに無理があったのか、入社早々、1週間連続で現場に通うようなことがあって、東京からの通勤はなかなかハードでしたね。
それでも、現場開始までの準備の重要性やその他の様々なことも、先輩に教わりながら少しずつ覚えていきました。
当時は教育制度も整っていなくて、自分から動かないとなかなか教えてもらえなかったんですよ。でも、わからないなら聞かないと仕事にならない。だから、疑問に感じたことは、なんでもすぐ聞いて覚えていく、といった感じで仕事に慣れていった感じですね。

一連の仕事が一通りできるようになったタイミングで、初めて一人で現場を担当したんです。もちろん、トラブルが起きることもありますよね。その都度、次の案件では「ここに気をつけよう」と、ちょっとずつ、仕事の流れもつかんでいきました。

無電柱化事業の担当になったのは入社6年目くらいです。会社が無電柱化事業を推していく、となったタイミングで配属してもらったんです。しかし、やはりこちらの事業も当時はマニュアルもない状態でしたので、調査の仕事と同じように、現場に出て、先輩の背中を見ながら覚えました。

つくば市みどりの宅地開発が、僕の無電柱化事業の最初の現場です。

実際に仕事を始めてみて、良かった点はどんなところですか?

「毎朝、人間力をアップデートさせてもらっています」

ジオリゾームは、業務のスキルや経験だけでなく、「一人ひとりの人間力を養う」ということを大事にしているんですが、そういう教育をしている会社ってあまりないんじゃないかと思っています。

毎日行う朝礼も単なる業務連絡の場ではなくて、お客様や仲間との関係を介して自分を見つめる時間になっていると、僕は感じています。

「朝礼に時間をかけすぎでは?」という人もいますが、個人的には、自分の成長や変化も感じられますし、「人としてどうあるべきか」などということを考える時間を持てるのはとても良いことだと思っています。

また、社長はとても勉強家で色々なことを教えてくれるんですが、それがとても勉強になるな、と。

朝礼で使用する書籍の言葉で、特に僕が好きなのは「手の切れるような製品をつくる」という言葉なんです。これは、稲盛和夫さんの京セラフィソロフィの一つなんですが、触ったら手が切れるほど鋭く研ぎ澄まされた製品だったり、サービスだったりを目指したいよね、ということなんですね。

それほど優れた、というか、考え抜かれた、というか。そういうサービス、そういう製品を提供しよう、手掛けていこう、作っていこう、というような意味で。

僕はこの言葉が好きで、常にこの言葉を念頭に置いて仕事をするようにしています。

現在の仕事内容について教えてください。

「中小企業でも、大手のデベロッパーの開発に携われることがすごいです」

宅地開発プロジェクト(街づくり)の中で無電柱化に関わる業務を全て担当しています。

お問い合わせやご相談の対応、開発スケジュールに合わせて、協議・設計の調整から施工までを進め、最終的に建築側へ引き渡すのが流れです。無電柱化に関しては一貫して担当していますが、街づくりの開発事業全体で見るとその一部分を担っています。

仕事は、お客様との打ち合わせからスタートし、デベロッパーや電線管理者、行政と協議を重ねながら設計を進めていきます。工事の管理も重要で、施工業者と連携しながら現場を動かしていくのも大事な役割です。

現状ではまだ東京の案件の方が多いため、大阪のスタッフにもサポートしてもらいリモートでやり取りしながら業務を進めています。
社外との関わりも幅広く、デベロッパーや大手住宅メーカー、東京電力やNTTなどの電線管理者、施工業者、行政の担当者など、さまざまな立場の人と連携しています。

最近は無電柱化が高級住宅地や付加価値の高い宅地開発プロジェクトで注目され、大手企業からの依頼も増えてきていて、そういった案件に携われるのはかなり面白いですね。

この仕事のやりがいは?

「街ができていく過程を見届けられる面白さとその裏にある責任の重み、でしょうか」

設計やその土地の計画といった、開発の前段階から話に入っていけるところが非常に面白いし興味が持てます。

開発計画の段階から携わっているということは、どういう意図や目的でその土地が開発されるのかを理解できるわけで、それがわかっていると、言われた仕事だけを言われた通りに「こなす」だけの単なる作業ではなく、その仕事に何の意味があるのか、何を目的としているのかが分かった上で作業を行うので、もっと良い別な方法やアイデアが浮かんできますし、更には社会インフラを担っている重要な仕事だということを、より実感できるんです。

完成したあとの街並みも、本当に綺麗なんですよ。更地の状態から始まって、少しずつ街が形になっていく、その過程をずっと見られることが、この仕事の面白さだと思っています。出来上がった景色を見たときは、「ここに関われてよかった」と、常に思いますね。

「大手企業相手でも『ジオリゾームに頼るしかない』というポジションで向き合える醍醐味」

無電柱化は、高級感を出したいとか、街のブランド価値を上げたいというような開発が多いので、大手企業の方と関わることが増えますし、それもこの仕事の面白いところです。

お客様は大手のデベロッパーや住宅メーカーなのですが、中小企業の我々でも対等な立場でやり取りできていると感じます。というのも、無電柱化を専門で一貫して請け負える会社は少ないので、「ジオリゾームにお願いしないとできない」っていう側面があるんです。だから、変に無理を言われることも少なくて、すごくやりやすいですし、正直、いい立ち位置にいるなって思います。

「無電柱化のプロとして頼りにされる」という立場で仕事ができるので、責任はありますが、その分やりがいも大きいです。東京電力さんやNTTさんといった有名企業ともやり取りがありますが、その方たちともうまく連携しながら進めていけるのも、この仕事ならではの貴重な経験かなと思います。

「補助金申請も社内で承れるので喜んでもらっています」

無電柱化への補助金事業は割と最近始まった制度なんですけど、お客様が直接行うにはとても複雑な手続きが多いですし、外注でうまく行かなかったら申し訳ないし、私たちも事業を進められない、となると残念ですので、基本的に社内で対応させていただいています。
細かくて専門的な事務作業が多く、正直大変ではありますが、申請が通ったときにはすごく達成感がありますし、無事に補助金が確保できたときにお客様の喜ぶ顔が見られることも本当に励みになります。

東京都としても、無電柱化を本気で進めたいんだなっていうのはすごく感じます。小池知事が無電柱化を推奨しているっていう話もありますし、区画整理事業をはじめ、いろんなところで補助金を出す流れが広がってきていて、現場としてもその動きを肌で実感しています。

この補助金も追い風にして、これからもどんどん「無電柱化の街」が増えればいいなと思います。

「設計から施工、引き渡しまで一貫体制で行っていることへの高い評価と信頼」

ジオリゾームの強みは、設計から施工、引き渡しまで全部自社で一貫してやっているところだと思います。なぜ、一貫体制であることの評価が高く、また信頼されるのかというと、以下のようなことが考えられると思います。

1.窓口一つで事が動くフットワークの軽さ

電線管理会社やその関連会社さんなどは、それぞれ分野ごとの担当者さんがいるので、それぞれの分野には「より専門的」ではありますが、プロジェクト全体を通してわかっている人ってなかなかいないことが多いんです。そうなると、部分的には詳しくわかっていても、全体の流れで見ると何か一部抜けていたり、そういったことによるしわ寄せの調整が難しくなったりして、引き渡し後に問題が出てくることも結構あるらしく、行政の担当者さんを悩ませていることの一つだったりするようです。その点、ジオリゾームは、窓口一つで事が動く、ということも強みだと思いますね。

2.余裕をもった計画づくりができること

また、スケジュール感ですが、大手企業や大手の関連会社さんだと、設計が固まらないと工事の人たちに話が通せないため、結果的に全体のスケジュールが遅れがちになります。
要するに組織が大きいだけに様々な決まり事や専門部署があったりすることでフットワークが重くならざるを得ない、ということなんだと思いますが、その点、ジオリゾームでは設計の段階で各工事業者さんにも声をかけて、スケジュール的なことも相談しながら設計に入ることができるので、余裕を持ったスケジュール感で計画することができ、スケジュールがそうそう遅れることがありません。

そういった意味でも、行政の方からも「こういう会社は貴重です」と評価をいただくことも多いんですよね。本当にそれは自信になりますし誇りを持てることだと思ってます。

また、営業的な立場でお客様にスケジュールをお伝えする際も、設計も施工も両方自分が経験してきているので、無理なスケジュールがどんなことになるのかというリスクをわかっているだけに適当なことは言いません。むしろ少し余裕をみてスケジュールさせていただいています。現場をわかっているということで、お客様にも納得してもらえることが多いですね。

3.早めに予算をお伝えできること

あとは、予算ですが、お客様が土地を取得して宅地開発を進めていく場合は、必ず予算を考えますよね。この点でも、大手企業では全体スケジュールが決まらないと費用がわからないため、どのくらいの予算が必要なのか事前に把握できないことが多いようなんですね。でも、ジオリゾームでは前述の通り、設計段階から各工事業者さんとも打ち合わせを同時に進めることで、早い段階で費用の見通しがつくので、お見積もりを早めにお伝えできることもデベロッパーさんから重宝されています。

こういったことが重宝がられて評価をいただけるんですよね。それが無電柱化事業を一貫体制で行っている理由であり、わが社の強みであり、そして、やはり「ジオリゾームに頼むしかない」という大きな理由になっていると思っています。

仕事で嫌なことはありますか?

「“1年もある”ではなく“1年しかない”」

無電柱化の業務で特に大変なのは、電線管理会社との調整です。電力会社や通信事業者は決められたスケジュールの中で業務を進めているため、プロジェクト全体のスケジュールとの微調整が難しく、思うように進まないこともあります。
そのため、私たちの方でできる範囲で事前に手続きを進めたり、お客様に早めの対応をお願いしたりといったスケジュール調整の工夫が欠かせない、といったことでしょうか。

ただし、こういったことは経験を重ねてきたことで手続きが滞りやすいポイントがある程度想像できるので、今ではあらかじめ動くことで想定外のトラブルも発生させないように進められるようになっているので、嫌なこと、というほどでもないですね。

これもまた、「嫌」というほどでもないかな、とは思いますが、小規模な開発の場合、全体の期間は1年ほどですが、「1年もある」と考えていると、気づいたときには時間が足りなくなるんですね。むしろ「1年しかない」と考えて、余裕を持ったスケジュール管理を徹底することで、スムーズに進められるようになったと思います。

職場環境や社内体制について「良いと思うところ」と「変えてほしいと思うところ」は?

「自分の意見を伝えやすい環境があります」

社内の雰囲気や職場環境で良いと感じるのは、社長との距離が近く、意見をしっかり聞いてもらえることです。何か言いたいことがあれば、筋が通っていることならしっかり向き合ってくれるので、自分の考えを伝えやすい環境があります。

社員同士も仲が良く、お互いに意見を言いやすい雰囲気があるのは、仕事をする上で大きなメリットだと感じています。社員旅行や懇親会といった社内イベントも定期的に開催されており、交流の機会が多いのもジオリゾームの特徴だと思います。

「業務効率化に期待」

補助金申請の代行は非常に喜ばれますし、営業としてやった方が良いと思います。しかし、先述の通り専門的な事務作業が多く手続きに手間がかかるため、一部を外注化したり、業務を分業化したりできるともっとスムーズに進められるのではないかと思っています。

他には、強いて言えば、フォーマットが統一されていないことでしょうか。誰でも作りやすい仕組みを整えられれば、もっと効率的に仕事ができそうなので、社内で提案していきたいと思っています。

この仕事に向いている人はどんな人ですか?

「フットワークが軽く、調整が好きな人」

スケジュール管理とか、きちっとしたことが得意で、調整ごとが好きな人には向いている仕事だと思います。
デスクワークだけじゃなく現場に行くことも多いので、動くのが苦にならない人のほうが楽しめるかもしれません。
また、コミュニケーション能力が高く、関係各所との調整を円滑に進められる人が向いていると思います。
土木に限らず建築の知識や経験がある方も活躍できると思います。

今後のビジョンは?

「街づくり全体をプロデュースしたい」

無電柱化事業を通じて経験を積んできましたが、将来的には街づくり全体に関わる仕事をしていきたいと考えています。
単に電線類を地中に埋めるだけでなく、都市開発そのものの上流工程から関わることで、より面白い仕事ができるはずだと考えています。そのためにも、無電柱化の専門家という枠を超えて、街づくりのプロデューサーのような立場を目指したいと真剣に思っています。

求職者の方へのメッセージ

「わからないことはどんどん聞いてください!全力でサポートします!」

最初は右も左もわからないことばかりだと思うので、新しく入ってくる人にはできるだけ聞きやすい雰囲気を作るように意識しています。
自分も入社したばかりの頃は、積極的に質問しないと仕事を覚えられなかった経験があるので、聞かれたことにはしっかりと答えたいですし、自分からも声をかけるようにしています。

いきなり全部を理解しようとすると大変なので、まずは基本的な流れを掴んでもらい、徐々に細かい部分を理解できるようになってもらえればいいなあ、と、思っています。

ジオリゾームでの仕事は、実際に現場に出たり、プロジェクト計画の打ち合わせを実体験しながら学んだり、ということが多いので、そういった機会もできるだけ作っていきたいと思っています。

とにかくわからないことはどんどん聞いてほしいです。みんなが忙しい時はありますが、ジオリゾームの人は、聞かれて嫌な人がる人はいませんし、むしろ積極的に学ぼうとする姿勢があるとなると、全力でサポートしたくなります。

街づくりに興味がある方には本当にやりがいのある仕事です。無電柱化を通じて、より良い街を一緒に作っていきましょう。

1日の仕事の流れ

7:30出社
  • 社内の清掃
  • 始業前の準備
8:00全体朝礼
  • 会社全体での朝礼を実施
8:30部署業務共有
  • 当日の業務予定や進捗を確認
8:40業務開始

その日のスケジュールに応じて、以下の業務を進める

  • 電線管理者との無電柱化協議資料の作成
  • 設計図面の作成
  • 役所等へ提出する書類の作成
12:00お昼休憩
  • 都内のランチタイムの混雑状況や午後の予定に応じて、11:30以降で1時間の休憩を取得
13:00午後の業務開始
  • 営業訪問(お客様や関係機関との打ち合わせ)
  • 見積作成
  • 営業アポの電話対応
  • 部署や委員会の会議、勉強会への参加
17:00退社
(業務状況に応じて調整)
  • 業務の進捗を確認し、翌日の準備

業務内容は日によって異なります。

<東京営業所・オフィスの様子>

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